今回追加分
カマス
ただいま70種71尾

アイゴ
アイナメ
アカアマダイ
アカエイ
アズマハナダイ
アナハゼ
アヤメカサゴ
イシダイ
イシモチ
イトヒキハゼ
イトヨリダイ
イラ
ウミタナゴ
エゾイソアイナメ
オオスジイシモチ
オキナヒメジ

カゴカキダイ
カサゴ
ガザミ
カスミサクラダイ
カナガシラ
カマス
カワハギ
キタマクラ
キュウセンンベラ
ギンポ
クサフグ
クツワハゼ
クラカケトラギス
クロダイ
クロメジナ
クロソイ
ゴンズイ
キビレ

サビハゼ
サッパ
シマイサキ
シラコダイ
シロギス
スズキ
スズメダイ


タマガシラ
ドチザメ
トラギス


ニシキハゼ
ニセフサカサゴ
ネンブツダイ
ネズミゴチ



ハオコゼ
ハナハゼ
ヒイラギ
ヒブダイ
ヒメ
ヒメジ
ヒメコダイ
ヒラメ
ブリ
ホシササノハベラ

マエソ
マゴチ
カコガレイ    
マダイ
マハゼ
マハタ
ミノカサゴ
メジナ
メバル


ユメカサゴ
ヨメヒメジ


ワカサギ


写真右側に●があるものは、写真クリックで拡大写真が見れます。
ア行 アイゴ(アイゴ科)
岩手県以南の太平洋側に多い。磯や、外洋に面した港周り生息する。棘状の背びれ、尻びれに毒をもち刺されると激しく痛む。アイゴは臭みのあるものがある。ただ晩秋から冬にはその臭みが消えて刺身でも食することが出来る。

干物、フライ、刺身
アイナメ(アイナメ科)
日本各地に生息。水深1〜30mまでの岩場や海草が繁茂する所、防波堤の捨石周り、消波ブロックの穴などに好んで生息。周年狙える(秋〜冬が旬)。全長30cm前後が普通だが、50cmを超える大物もいる。
刺身、あらい、焼き魚、煮魚
アカアマダイ(アマダイ科)
本州中部以南の沿岸域や、やや沖合いの砂泥底に生息、定住性が強くあまり移動しない。水深45m〜80mのやや深場で釣れる。同じアマダイの仲間でシロアマダイ、キアマダイがいる。シロアマダイはやや浅場の水深30m〜50mで釣れ、アマダイの中では最も美味しいとされている。キアマダイは水深100m前後の深場で釣れ、食味はアマダイの中では一番下にランクされている。いづれも冬場が旬で、胴突き方テンビン仕掛けで活きエビ餌で狙う
焼き魚、干物、味噌漬け、粕漬け、椀、新鮮なものは刺身もいける。
アカエイ(アカエイ科)
北海道南部以南の各地沿岸域に広く分布。特に本州中部以南に多い暖海性のエイ。肉食性でイソメ、ゴカイ、エビ、カニ、貝などを食べる。全長2mにも達するものがいる。長い尾の部分に有毒のトゲが1〜3本あり、注意が必要。
食べるとかなり美味。
煮、椀、練り物
アズマハナダイ(ハタ科)
本州中部以南の暖海に分布し、大陸棚の岩礁底などに住む根魚。大きくても全長15cm程度で、そう美味しい魚ではない。
塩焼き、煮魚
アナハゼ(カジカ科)
本州以南各地の沿岸に分布。口が大きく全身にウロコがないのが特徴。
まずいので食べない
アヤメカサゴ(フサカサゴ科)
房総半島および佐渡島以南の水深50〜150mの岩礁帯に生息し、春先には子供を産む。地方によってはカンコと呼ばれている。全長は15〜25cmでカサゴの中ではとりわけ美味しい魚である。カサゴと良く似ているが体色や模様が異なる。


刺身、椀、鍋、煮魚
イシダイ(イシダイ科):写真は幼魚(20cm)
北海道l南部以南に生息。
言わずと知れた磯の王者で磯や沖合いの岩礁帯に生息する。日本近海以外には生息しない。大きいものは全長80cmに達する。17〜20℃の水温を好み13度以下になると、まったくエサを取らなくなる。
刺身、焼き魚、寿司だね、煮付

あまり大きいと、味が落ちる。
イシモチ
東北以南に広く分布。周年釣れるが、初夏から初秋が後期である。砂泥底を好む暖海性の魚で、外海に多いが内海にも入りこむ。夜行性の魚で、イソメやゴカイは大きめのものを好む。大きいものは通常30cm程度だが、たまに40cmを超えるものも釣れる。
揚げ物、焼き魚、練り物、煮物
イトヒキハゼ(ハゼ科)
千葉県、富山県以南に生息。湾内の浅い砂泥底に住む。頭部やヒレにブルーの綺麗な斑点があり観賞用として水槽で飼って楽しむのは良いと思うが、味はまずく食用には不向きである。掴むと大きな口で噛み付くことから噛み付きハゼの別名を持つ。
普段は食べない。
イトヨリダイ(イトヨリダイ科)
本州中部以南、九州あたりまで分布。水深40〜100mの泥底に生息し、全長50cmに達する。美味しい魚で、旬の冬から春にかけては真鯛より旨いと言われている。
椀、焼き魚、無視料理、味噌漬け
イラ(ベラ科)
本州中部以南のやや沖合いの岩礁帯や砂泥域に生息。全長20〜40cmでベラの仲間でも極端に体高がある。オスは成長するにしたがい前頭部がコブ状に突き出してくる。引きはかなり強いが、食べてもあまり美味しくない魚である。
普通は食べない。
少し水っぽい感じがするが、干物にしたら旨いかも知れない。
ウミタナゴ(ウミタナゴ科)
日本各地に分布。防波堤や磯から誰でも簡単に釣ることが出来る。体の色でアカタナゴ、ギンタナゴ、キンタナゴと区別される。本ダワラやカジメといった海草が繁茂している場所で群れていることが多い。魚類では珍しい卵胎生
煮魚、焼き魚、揚げ、日干し
肉が水っぽいので煮付でまあまあ。
エゾイソアイナメ(チコダラ科)
北海道以南の太平洋〜東シナ海、台湾にいたる浅海域(水深数十m以浅)から水深600m付近に生息。学名上、チコダラとは別種とする者もいる。
北日本ではドンコと呼ばれ鍋物などの材料とされる。美味で40cm程度まで成長。
鍋物
オオスジイシモチ(テングダイ科)
日本中部以南の南日本に広く分布。外洋に面した磯や防波堤に生息する熱帯性の小魚。大きいものでも15cmに達しない。夜行性が強く、夜釣りで良く釣れる。近縁種にネンブツダイやクロホシイシモチがいる。
普通食べない、食べても旨くない。
オキナヒメジ(ヒメジ科)
南日本の浅い岩礁帯に生息。全長は30〜35cmが一般的。下アゴに2本のヒゲがあり、砂の中の餌を探したり、掘り出したりする役目を持っている。このヒゲが切られるようなことがあると、すぐに死んでしまう。

煮魚、焼き魚、椀
カ行 カゴカキダイ(カゴカキダイ科)
本州中部以南の各地に生息する暖海性の磯魚で、波の静かな内湾を好む。チョウチョ魚と近縁で生態も似ている。小物釣りや沖のカワハギ釣りの釣れることがあり、20cm程度まで成長する。
食べてもかなり美味しい。
焼き魚、煮魚
カサゴ(フサカサゴ科)
日本各地に分布。周年狙える魚。頭部、背ビレに鋭いトゲがあるので注意が必要。水深数mの岩礁帯から50m以上の深場の岩礁帯まで分布。昼でもエサを追うが、基本的には夜行性の魚。
刺身、煮魚、唐揚げ、鍋、焼き魚、お吸い物
ガザミ(ワタリガニ科)
本州以南に分布。主に沿岸域の浅い海に生息する。イソメやゴカイをエサに使い釣りで外道として、針に掛かることがある。ザガミは甲幅が15cm以上に達する。五対目の足が櫂のように平たくなっており、これを巧みに動かし潮の流れに乗って遠距離を泳ぎながら移動する。近縁種にイシガニ、ヒラツメガニがいる。
塩ゆで、味噌汁、寿司だね
カスミサクラダイ(ハタ科)
南日本、西部太平洋の水深100m以深で釣れる。たまに80mでも釣れることがある。これは真鶴沖でアマダイを狙っているい時に釣れたもの。
食味、調理方法は不明
カナガシラ(ホウボウ科)
北海道南部以南各地の沿岸に広く分布し、やや沖合いの砂泥底に生息。夏場は岸よりの浅場にいて、冬になると深場へ移動する。秋から冬にかけてが旬で、美味しい魚である。
焼き魚、鍋、天ぷら、椀物
アカカマス(カマス科)
本州中部以南に生息し、全長30〜40cmほどまで成長。まれに50cmほどの大型も釣れる。マアジやイワシ類、キビナゴなどの小魚に食いつき、丸ごと飲み込んでしまう。
刺身、焼き魚、干物
大変美味しい魚
カワハギ(カワハギ科)
本州以南に広く分布。周年狙える魚で、船釣りでは秋から冬が好期。餌取りがうまく「エサ泥棒」の異名を持つ。引きはなかなかのもので、関東ではカワハギ釣りに熱中する人が多い。エサはアサリが一般的。水深5〜20mの砂地と岩礁帯が好ポイントである。
刺身、煮付、天ぷら、唐揚げ
刺身はフグに似ていて美味しい。

キモは珍味として有名。
キタマクラ(フグ科l)
本州中部以南に分布。磯釣り、投げ釣り、沖釣りの外道として釣れる、有毒の小型フグである。毒性はかなり強い。
食べない。
キビレ(タイ科)
クロダイと同じエリアに生息。黒鯛を少し白っぽくしてた感じで、名前の由来となっているヒレの一部が黄色くなっているのが特徴。食べ方も黒鯛と同じで、食味はキビレの方が旨いと言われている。
大きくても40cm程度。キビレの
50cmクラスは、黒鯛の歳無しより価値がある。
刺身、あらい、焼き魚、煮魚、揚げ物、椀ダネ、鍋
キュウセン(ベラ科)
上の写真はメスでアカベラとも呼ばれ、下の写真はオスでアオベラとも呼ばれる。

本州以南の比較的浅い岩礁が点在する砂地を好む。メスの体側に黒帯も含め9本の線があることからキュウセンと呼ばれるようになった。関東では餌取りとしか見られておらず食べる人はほとんどいないが、関西では専門に狙う乗合船も出ており、関西料理には欠かせない高級魚である。全長30cmまで成長する。
焼き魚、煮魚、フライ、南蛮漬け、酒蒸し、刺身
ギンポ(ニシキギンポ科)
日本各地の沿岸の潮だまりや干潟線付近の干渉の割れ目、貝殻の中などに生息する。雄は卵魂を抱くようにして、ふ化するまで保護をする。全長は成魚で20cm前後。江戸前の高級天ぷらだねとして珍重されている。
天ぷら
すこぶる美味
クサフグ(フグ科)
本州以南の沿岸域でよく見られる魚で全長は15〜20cmと小型のフグ。毒性はきわめて強く、全身に毒があるので、フグ料理には使われない。
普通は食べない。
クツワハゼ(ハゼ科)
富山県および房総半島から中国、台湾に分布。目の後ろに青い斑点、尾びれが二股に分かれているのが特徴。岩礁域の砂底や転石の周辺に生息。
普通食べない。
クラカケトラギス(トラギス科)
本州中部以南の沿岸のやや浅い砂底や砂泥底に生息し、肉食性。キスやカワハギの外道として釣れる。冬は沖合いの深みに移動する傾向が強く沖釣りの外道としてよくつれる。大きいもので全長20cm程度。
つみれ、天ぷら、フライ
かなり美味。
クロダイ(タイ科)
琉球列島、伊豆諸島を除く北海道南部以南に生息。水深50mより浅い海に生息し、海岸の磯根、河口部の捨石周り、沖合いの漁礁など、いずれも寄りつきのある場所に生息。

詳細はここ
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刺身、あらい、焼き魚、煮魚、揚げ物、椀ダネ、鍋
クロメジナ(メジナ科)
一般には尾長メジナと呼ばれている。口太メジナとは尾びれの形で見分ける。生息地はメジナよる南に方より、外洋性も強く、そのためか引きもシャープでタフである。メジナ釣りの中でももっとも難しい魚と言われており、合わせが一瞬でも遅れると針を吐き出してしまい、運良く掛かったとしても鋭い歯でやり取りの最中に切られてしまう。
刺身、焼き魚、揚げ物、煮魚
クロソイ(フサカサゴ科)
日本各地の岩礁周りを好んで生息。小型のものは漁港の中、防波堤h周りにもたくさん生息している。35cmを超えると15m〜30mのやや沖合いの潮流の早い岩礁帯を好んで生息するようになる。大きいもので50cm位まで成長する。キツネメバル(マゾイ)よりも大きくなり、針掛かりした時の引きも強烈である。
刺身、煮物、揚げ物
特に大物は皮付きのまま湯引きにし、刺身にすると絶品である。
ゴンズイ(ゴンズイ科)
本州中部以南に広く分布している。毒魚の代表格的魚で、口にはヒゲが8本ある。投げ釣り、磯や防波堤釣り、ボート釣り良く釣れる。第一背ビレと胸ビレに毒腺があ固いトゲがあり、刺されると激痛を感じる。全長は5cmから20cmで群れを作っていることが多い。

味噌汁、蒲焼
サ行 サビハゼ(ハゼ科)
本州中部以南に分布。マハゼ、キス釣りの外道として釣れる。成長しても10cmに達しない。海岸近くの浅い砂泥底に生息する。下アゴには短い12対の短いヒゲがある。
普通食べない、食べても旨くない。
サッパ(ニシン科)
北海道以南に分布。冬場は40〜50mの深場へ移動する。全長約15cm程度。アジやイワシのサビキで釣れる。一般的には、あまり喜ばれない魚である。ウミタナゴと同様、卵胎生魚。
酢付け、焼き魚、小型は唐揚げ
シマイサキ(シマイサキ科)
本州中部以南に分布。全長は20〜30cm。湾内や河口域に多く、淡水域にも生息する。釣り上げると浮き袋を振動させ、グウグウろ鳴く。みゃく釣りや投げ釣りの外道として釣れる。
焼き魚、煮魚、フライなど
シラコダイ(チョウチョウウオ科)
本州中部から台湾、フィリピンに分布。最大でも17cm。北方にも適用できる。数十m以浅の岩礁帯に生息する。産卵期は春から秋で、受精卵は水温23℃の29時間で孵化する。
カワハギの外道としてたまに釣れる。
普通食べない
シロギス(キス科)
北海道南部から九州にいたる沿岸域に分布。周年狙えるが春から夏にかけて岸近くの浅場によるため、この頃がシーズン。
焼き、天ぷら、干物、揚げ物、刺身
スズキ(スズキ科)
北海道以南に分布。各地の沿岸部に広く生息し、1mを超える大物もいる。出世魚として知られ、関東ではセイゴ→フッコ→スズキ、関西ではセイゴ→ハネ→スズキと成長につれて呼び名が変わる。ルアーの絶好の対象魚で、その他、エビエサ、イワシエサ、小アジ、ヒイラギなどの活きエサを使う。
焼き魚、アライ、煮魚、刺身
スズメダイ(スズメダイ科)
本州中部以南の各地沿岸域に生息している小型の磯魚。カワハギ同様、餌取り名人。。写真は真っ黒だが実際泳いでるときは背ビレ後方の背面に白い斑紋が光ってよく目立つ。
普通食べないが地方によっては,塩漬け、空揚げで食べる
タ行 タマガシラ(イトヨリダイ科)
本州中部以南の各地沿岸に分布し、水深100mくらいまでの岩礁底に生息し、全長30cmくらいまで成長する。
刺身、煮魚、焼き魚
ドチザメ(ドチザメ科)
北海道南部以南の日本各地、東シナ海。日本海大陸沿岸、渤海、黄海、台湾。内湾の砂地や藻場、汽水域にもはいる。おとなしいサメで約1mほどになる
??
トラギス(トラギス科)
本州中部以南の沿岸のやや浅い砂底や砂泥底に生息し、肉食性。キスやカワハギの外道として釣れる。トラギスは砂地に多くクラカケトラギスは根掛りしやすい個所でよく釣れる。
つみれ
食用にはなるが、あまり美味しくない。
ナ行 ニシキハゼ(ハゼ科)
太平洋は千葉から九州まで、日本海は新潟から九州までの沿岸に分布。水深10mから20mの砂泥地に生息し、シロギス狙いの外道としてまれに釣れる。美しい色合いためか持ち帰って食べる人は、あまりいない。
天ぷら
ニセフサカサゴ(フサカサゴ科)
千葉から長崎に至る沿岸に生息している。全長30〜40cmで水心50〜150mの砂泥底などに住む。関東ではオニカサゴと呼ばれている。深場の根魚釣りで釣れ、関東の三浦や外房方面では周年、乗合船を出している。かなり美味しい魚である。
刺身、椀、鍋、焼魚、煮魚
ネンブツダイ(テンジクダイ科)
本州中部以南の沿岸に分布。磯釣り、堤防釣り、沖釣りの外道として釣れる。(うんざりするほど)
普通、食べない。
ネズミゴチ(ネズッポ科)
本州以南の沿岸に分布。ウロコがない体表は粘液で覆われており、後頭部の両側に一本づつ鋭く丈夫なトゲを持つ。粘液は塩を振って、すすぎ洗いで簡単に落ちる。同じ種類で異臭を放つものは、体に毒を持っている場合があるので食べない方が無難。
天ぷら、煮魚
ハ行 ハオコゼ(ハオコゼ科)
本州中部以南に分布。根周りのシロギス釣りや小アジ釣り、磯や堤防などの小物釣りの外道として、良く釣れる。背ビレ前半部に毒腺のある鋭いトゲが何本かあり、刺されると、たちまちその部分が腫れ上がって激しく痛み、紫色に変色する。絶対に素手で触っては行けない。
普通、食べない。
ヒブダイ(ブダイ科)
小笠原諸島・紀伊半島以南に分布。伊豆半島で釣れるのは珍しい。ブダイの中で最も美味しいとされており高価な魚。かってヒブダイのオスをキスジブダイと読んでいた。大きいもので80cmまで成長する。
刺身、煮付け、干物、味噌漬け

石垣島の海人三郎氏がアーガイ(ヒブダイのメス)をモリで突いているのをテレビで観たことがあるが、その時も高級な魚で数が少なくなったと言っていた。そんな高級魚が釣れるとはね〜。普通のアオブダイと思い逃がしてしまった。
ハナハゼ
富山県以南の中・西部太平洋に分布
岩礁域やサンゴ礁外縁部に生息。尾鰭軟条が4〜5本伸長している。(琉球産は2本)
普通は食べない。
ヒイラギ(ヒイラギ科)
本州中部以南に広く分布。アジの仲間に近い暖海性の魚。樹木のヒイラギの葉のように平たくてトゲがあることから、この名が付けられた。習性はシロギスとよく似ている。したがってシロギスに交じって釣れることが多い。かなり美味しい魚で、表面のヌメリは食塩を振り掛けて水洗いすれば簡単に除去出来る。全長15cmになる。
煮、南蛮漬け、椀
ヒメ(ヒメ科)
本州中部以南の沿岸に分布する暖海性の魚で、水深100mあたりの砂泥底に生息する。全長は15〜25cmの小魚。味はいまいち。

練物
ヒメジ(ヒメジ科)
北海道南部以南の沿岸のやや浅い砂底や砂泥底に生息。各地で普通に見られるが特に本州中部以南に多い。下アゴに味を感じる2本のヒゲがあるのが特徴。シロギスなどの外道として釣れる。食味も良く冬場が旬である。
天ぷら、煮魚
ヒメコダイ(ハタ科)
本州中部以南の南日本沿岸に分布。水深80〜200mの深場の砂泥底に住み全長20cmぐらいに成長する。
普通は食べないが、冬場の底引き網で多量に獲れることがあり、練り製品の材料にされる場合がある。
ブリ(アジ科)
日本各地に分布。脂の乗った晩秋からが旬となる。近縁種にヒラマサがいる。ブリは出世魚で有名で関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなる。10kg以上もしくは1m以上に育ったものをブリと呼ぶ地域が多い。また養殖ものをハマチと呼ぶ地域もある。
刺身、焼き魚、煮魚、椀、
寿司だね、照り焼き
ヒラメ(ヒラメ科) 写真は幼魚
日本各地の深さ50〜200mの砂泥底に住む。2〜6月の産卵期には20〜40mの浅場の潮通しのよい所に寄ってくる。全長10cm位から魚食性が強まり、カタクチイワシ、マアジ、キス、カレイの幼魚、イカ類、大型の甲殻類を食べるフィッシュイーター。基本は夜行性である。ヒラメ釣りはイワシの活き餌による沖釣り、内湾の生簀周りでキスやアジの活き餌釣り、砂浜のルアー釣りがある。砂浜のルアー釣りは、ヒラメが浅場に寄る初夏や晩秋が狙い目となる。
刺身、煮付け、フライどれをとっても美味
背ビレ、尻ビレの付け根の縁側は珍味。
ホシササノハベラ(ベラ科)
磯釣り、投げ釣り、ボート釣りでなじみ深い魚の一種。内海の海藻が多い岩礁帯に住むのは小型が多いが、外洋に面したやや深い所に住むものは大型が多い。全長は15〜25cm。冬場は砂に潜って冬眠する。エビやカニなどの小型の甲殻類やイソメ、ウニ類を好んで食べる。
煮魚、焼き
ベラの中では、かなり味がよい魚。
マ行 マエソ(エソ科)
本州中部以南に分布。やや深くて潮流の早い砂地に目だけを出して潜っていて、小魚が近くにくると素早く捕らえるフィッシュイーター。
焼き魚、練り物
マゴチ(コチ科)
正式名称はコチ。本州中部以南の内湾の砂泥底や岩礁の点在する砂浜周辺を好み、普通は水深15m前後の海底に生息。時には1mの浅場に進入することがある。内湾ではイケス周りなどに住みついていることが多い。活きエサつりが主流だが、ミノープラグでもよく釣れる。
マコガレイ(カレイ科)
北海道南部以南に生息。冬から春にかけて各地の内湾や防波堤周りでよく釣れる。最大で45cm,普通で25cm前後の大きさである。水深120mまでのやや泥っぽい砂泥底を好み、ゴカイやエビや小型の貝を主食にしている。きわめて美味しい魚である。
焼き、揚げ、刺身、煮
マダイ(タイ科)
日本各地に生息。日本の代表的な海産魚で、姿よし、引きあじよし、食べて美味なので、魚の王様と呼ばれる。一般的に釣れるのは30〜70cmだが最大で1m以上になる。水深30〜100mの岩礁帯、砂底などが主な生息圏である。近縁種にクロダイ、チダイ、キダイ、ヘダイなど十数種がいる。
刺身、焼き魚、煮魚、揚げ、椀、寿司だね
1kg〜2kgのサイズが一番美味しい。
マハゼ(ハゼ科)
北海道南部の函館から九州にかけての内湾の砂泥底に好んで住み、河口域や汽水湖に入ることも多い。盛夏の5〜7cmクラスをデキハゼといい浅場でよく釣れる。晩秋、15〜20cmに成長し深場へ移動する。
あらい、天ぷら、フライ、甘露煮、南蛮漬け
マハタ(ハタ科)
太平洋側では福島以南、日本海側では新潟県以南の各地沿岸域に広く分布し肉食性。水深100mまでのやや深い岩礁帯に好んで生息する。全長40cmまでは側面に7本の縞模様があるが成長とともに薄くなり、消える。全長は1m以上にもおよび体全体が一様に黒っぽくなる。幼魚は浅い沿岸や防波堤でも釣れる。美味しい魚で高級魚として扱われている。
刺身、蒸し魚、茶碗蒸の具、焼き魚、唐揚げ、鍋、煮魚
ミノカサゴ(フサカサゴ科)
本州以南に生息(特に南日本に多い)背ビレに強い毒がある。ひれを広げて泳ぐ姿は、なかなか優美で水族館では人気者だが、釣り人にとってはやっかいな魚である。全長30cmに達するものもいて、肉量も多く、他のカサゴと同じような調理方法で食べることが出来るが、普通は食用にはしない。
普通は食べない
ムラソイ(フサガサゴ科)
日本各地に広く生息。湾岸の浅い岩磯周りに住み、カサゴに混じって釣れる。全長はせいぜい25cm程度で、釣れてもカサゴだと思っている人が多い。
煮魚、揚げ物
身は硬く、カサゴより味は劣る。
メジナ(メジナ科)
琉球列島を除く日本各地の内湾よりに生息。全長は30〜40cmで最大60cm位まで成長する。季節によって餌が変わり水温によって胎内の消化酵素を使い分ける。以前は磯臭く美味しいとは言えない魚であったが、最近では釣り人が使う撒き餌やつけ餌のせいで体内のメカニズムも変化しており、磯臭さも気にならないので、食通にも好まれている。釣り期は周年である。
刺身、焼き魚、揚げ物、煮魚
メバル(フサカサゴ科)
北海道中部以南に分布。周年釣れるが、特に秋〜春が好期。大きいものは30cmを超えるものもいる。ウミタナゴと同様、卵胎生魚。早春から釣れ出すので「春告魚」と呼ばれている。また、住む環境の違いにより、体色が違っている。
刺身、煮魚、焼き魚
ヤ行 ユメカサゴ(フサカサゴ科)
本州中部以南の沖の深場で釣れる小型のカサゴ。全長は10〜25cmで、水深50〜300mの砂底や砂泥底に住む。
刺身、鍋物、椀物、焼魚、煮魚
ヨメヒメジ(ヒメジ科)
東京以南の南日本から中国に分布。浅場の砂地と岩礁の境目付近に住む。大きいもので30cmほど。
焼魚、煮魚
ワ行 ワカサギ(キュウリウオ科)--アユと同種
淡水魚と思われているが、本来は北海道や本州(太平洋では利根川以北、本州では島根県以北)の沿岸や汽水域に生息し、産卵期だけ川に上る魚である。普通は1年で死ぬが、中には4年も生きるで全長15cmに成長するものもいる。
焼き、揚げ、天ぷら、佃煮
南蛮漬け
(きわめて美味)


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